アンドリュー ソロモン

定価: ¥ 1,995
販売価格: ¥ 1,995
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発売日: 2003-07
発売元: 原書房
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昔は全然本とか読まない人だった私ですが、最近ようやく読書の楽しみがわかってきたような気がします。ジャンルは特に気にしないで色んな本を読んでますね。今読んでいるのは「真昼の悪魔〈上〉―うつの解剖学」。
本ってオモシロイですよね。「真昼の悪魔〈上〉―うつの解剖学」みたいに、特に今の自分と関係ないジャンルの本でも「へぇ~~」って新たな気付きが得られたりして^^!
そう言えば兄が、この「真昼の悪魔〈上〉―うつの解剖学」を読み終わったら貸して欲しいって言ってたけど、こーゆうの興味あるのか~~とチョット複雑な気分です。ま、いいけど・・・。
現代病のひとつに数えられるようになり、患者の数が急増しているうつ病は、「心の風邪」ともたとえられ、理論的な病気の分類ではなく、複数の症状を伴う一症状を表すものである。普通のケガや病気と異なり、うつ病では傷口が目には見えないため、患者の苦しみや辛さは周囲に理解されにくい。本書は、2001年の刊行直後から高い評価を得た話題作『The Noonday Demon』の待望の全訳である。著者のアンドリュー・ソロモンは長期にわたって、うつ病に苦しんできた患者の1人だ。それゆえに、執筆の目的として「精神疾患から恥辱という重荷を取り去るため」と掲げている。患者の立場から書かれたことは、本書の特徴の1つだ。上巻では、著者自身のうつ病の体験談を中心に、うつ病とは何か、さまざまな治療法、集団(性別、民族など)ごとのうつ病の発症の違い、薬物乱用・アルコール中毒などの依存症との相互関係が取り上げられている。また下巻では、自殺とうつ病の関係、歴史・政治・社会そして進化論においてのうつ病について語られている。著者の闘病記、また、うつ病と関わる多くの人々の取材から引用される話は、壮絶でいて、時に心穏やかになるような、人間味あふれる話ばかりだ。「うつは愛の傷跡だ」と著者は言う。喪失の絶望を知る人間だからこそ、うつ病になるのだと。うつ病は、正しく向き合い「知ること」「共感すること」「恐れずに治療すること」を心掛ければ、決して克服できない病ではないと著者は述べる。しかしながら、海外(この場合特にアメリカ)と日本でのうつ病事情の違いや、使用される薬の名称の違いなど、単純に応用できない部分も目に付くのは否めない。ただ、経験者ならではの的確な指摘は強い説得力を持ち、共感する部分が多いのが本書の一番の強みだ。我々は愛に支えられて生きている。そして、悲しみを知ることによって、より深く愛せるようになるのだ。著者の見出したこの希望を感じ取ってほしい。(冴木なお)
真の「うつ病」の姿がここにある
残念ながら、いまだに闘病中で、本書を上下巻全部読んだわけではない。
でも、著者自身が「うつ病」であることに加え、膨大なインタビューを通して得た知見が、
展開されていて、「うつ病」である自分自身を理解するのに役に立ったと思う。
確かに、薬はアメリカのものなので、参考にならないが、別に自分で処方できるわけじゃないので、
その点は問題ないと思う。
それよりも、「うつ病」で苦しんでいる人は、その苦しい状態を言葉にできないがゆえに苦しむ。
周囲に理解されないばかりか、時には、追い詰められることもある。
本書を読んで、「あ、こういう表現の仕方があったのか!」と発見したり、
激烈な症状を呈する例もあり、自分はここまでひどくないなと安心したりして、
初めから日本語で書かれた書籍には無い、非常に有意義な本であると思う。
うつの百科全書
私がうつであることを自覚して治療を受けるようになって数年になりますが、その後いくつかのうつに関する本を読みました。自分自身を知るために。そのなかで本書は最も詳細にうつについて語られており、うつの百科全書のようです。著者自身がうつの苦しみを知っているだけに、説得力がありますが、かといって、私にとっての癒しにはなったとは言えません。ひとつはうつにもさまざまなタイプがあるということ、日米でのうつに対する認識や環境が異なることもあるからでしょう。
最近は日本でもうつに対する認識は変わりつつありますが、未だに偏見や誤解も多いのが現実です。うつでない人にこそこの本を読んでもらい、少しでもうつの苦しさを理解してもらいたいと願っております。
本を読む元気がある人なら、癒されるでしょう
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