織田 淳太郎

定価: ¥ 735
販売価格: ¥ 735
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発売日: 2005-08-17
発売元: 光文社
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「医者にウツは治せない (光文社新書)」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「医者にウツは治せない (光文社新書)」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「医者にウツは治せない (光文社新書)」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
医者にうつは治せないけど
うつは医者だけでは治せない。
他の病気以上に、患者がどれだけうつ病回復に向けてもがいたが
重要になると私は思っています。
この本に書かれていることのほとんどは、
うつ病患者なら一度は通った道です。
それをことさらに医者のせいにすのは、
いわば「座して待つ」ようなもので、患者として怠慢でしょう。
読んでいて、結局呼吸法かい!」と思ってしまった。
科学的・医学的裏付けにも乏しいですね。
本業のスポーツノンフィクションと違って、
感情の赴くままに書いている印象です。
精神科医は、いわばサポーターのようなものじゃないかな・・。
応援団みたいな役割・・今はそう思います。
ウツ治療の問題点を的確に指摘している。
著者は「医者にウツは治せない」「薬でウツが治るわけではない」ということを事例を交えながら説明するとともに、最終的には自分が潜在的に持っている力で治さなければならないのだと主張している。
「ウツは心の病」というキャッチフレーズがはやったが、私はあれは誤りだと思う。
風邪はそんなに長引かないし、薬を飲みながら何となく治ってしまうが、ウツの場合にはそうはいかない。一度壊れた自分を取り戻すためには、環境や考え方を変えていかなくてはならない。やはり非常に厄介な病気だと思う。
また、本書の中で目のつけどころが良いと思ったのは「純然たるウツ」と「そうでないもの」があると指摘している点である。これに医者絶対主義と薬偏重主義が相俟って、この病を難しいものにしている。
著者が「ウツ病」と書かずに「ウツ」としているのはウツ的な症状を示す全ての病を指しているのではないかと思うのだが、どうだろうか。
ウツをどうするか?
題名は、センセーショナルです。しかし、内容は、ウツでない例示もあったりして、フォーカスがぼやけている感は否めません。医者だけに頼らず、自分からも直すことができるようにというメッセージを伝えたいのでしょうが、そういった強い意志がある人ばかりでもないと思います。ウツは薬で治ると本には書いてあるし、そう思っていたけれど、その症状は、人それぞれで薬が効くものも、効かないものもあるということが述べられている点はとても参考になりました。安易に薬物に頼る精神科医も多いということを訴えかけている点は、良かったと思います。
