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反米論を撃つ

反米論を撃つ
田久保 忠衛
反米論を撃つ
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 150404位
おすすめ度:
発売日: 2003-11
発売元: 恒文社21
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
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反米論を撃つを読んでみた。う~むと納得しきりである。

なんといっても、著者田久保 忠衛の意欲が読み取れるから、ついつい読んでいってしまう。

ぐいぐい反米論を撃つに引っ張られているという感じか?反米論を撃つに類する本は、あんまり多く読んだことがないから比較はできないけれど、これらに類する本の中ではかなり高評価を得るんじゃなだろうか?

やっぱり著者が意欲を持って書くと、いいものが出来上がる。

反米論を撃つは評価が分かれるんじゃないだろうか?読後にそんなことを思った。著者の田久保 忠衛はそんなことはちっとも気にしていないんじゃないかと思うけれど。

反米論を撃つを読んだ友人にも聞いた見たのだが、一人は「いい」と言ったが、別なひとりは「そうかな?」と首をかしげた。

試しにまた別な友人にも反米論を撃つを貸してみようと思う。

さて、どんな評価が下されるか?あまり、褒められた事ではないけれど、本には読書以外の愉しみ方があるのだ。

親米・反米の議論の前のアメリカを知る努力
一般に「親米保守」とされている著名な学者とジャーナリストによる対談であり、
タイトルからしても反米論批判であることが予想されるだろう。
しかしながら頭からアメリカべったりであると決めてかかり、感情的に反応するのは早計である。

アメリカという国は独裁国家と異なり、しかるべき民主的プロセスを踏まないと
国家としての意思決定は不可能な国である。社会的な各層が様々に議会に
影響を与えるし、多人種国家であるが故の難解さもある。
また共和党と民主党という「二つのアメリカ」があり、その政治思想と極東・
日本観は双方で大きく異なる。
アメリカの行方なるものは容易に推測できるものではない。
にも関わらず、当然に分かり切っているとばかりに国際政治についての基礎的素養すらない御仁たちが、
したり顔で粗雑なアメリカ論を披瀝している現状に、両者は嘆息する。
犬も笑うような陰謀論を開陳して恥じるところのない芸能人や文学者、
アメリカを一枚岩であるかのように捉え、その複雑さを捨象し、
脳内で定義した"アメリカ"に過剰な憎悪を燃やしている滑稽な反米論者などが
9.11以降雨後の筍のごとくに湧いて出たことも記憶に新しい。
このような風潮に対して、彼らの実名を上げてそのおかしさを指摘しているに留まるのである。
むしろこの対談では、アフガン攻撃やイラク戦争の是非についての論及は
極力控え、我が国に横行する謬説と珍説の群れを批判することで、
アメリカという国への認識の貧困さに注意を促すことに専念しているのである。
論旨は明快で、説得力に富み、面白いため一気に読める。
両著者ともジャーナリストとして長くアメリカに関わってきた人物であり、
該博なアメリカ政治の知識に裏打ちされてる議論なので、入門書としても良書だろう。

反米がいかに国益を損なうか、みんなに考えて欲しい
反米論者の個人名(特に小林、西部)を出して、日本の世論を反米に誘導することが如何に日本にとって危ういかを、討論している。個人名を出して批判することは、日本人の一般的な感情からいうと、抵抗感はあるが、やはり国のあり方の基本の部分に関わることなので、やむにやまれず個人名を出しての大反論となったのだと思う。
テレビを中心とする日本のマスコミは、大体が反米論調になりがちだ。それが行き過ぎるとどのような状態になるか、隣の韓国の状態を見れば一目瞭然。朝鮮戦争(動乱)では、大韓民国を守るために、アメリカはアメリカ人の血を流し3万人以上の戦死者を出した。
しかも、朝鮮戦争をしかけてきたのが北朝鮮だということも、ソ連崩壊後の外交文書公開で明らかになっている。祖国を命を賭して守ってくれた国に対して、反米を煽るとどのような結果になるのか。
日本は、絶対にそうなってはいけない。そのためにも、多くの人にこのような書籍を読んでもらいたい。

対テロ戦争状態のアメリカ
本書は著者らの性格を十分把握して読まなければ誤解され易いと思いますが、本書は決してイラク戦争でのアメリカの立場を無批判に礼賛するものではないし、反米派叩きだけを目的とするものでもありません。私個人はイラク戦争には反対でしたし、本書を読んでも、別に賛成する必要はないと思います。しかし、一人歩きしがちな「ネオコン」という言葉や、石油に絡めた陰謀論まで、最近の日本の反米論には、事実を歪曲した物が多すぎます。国際政治に関する基本認識さえ持ち合わせていない小説家や芸能人が根拠のない反米論調を繰り広げ、挙句には小林よしのり氏のように、自爆テロを礼賛し、民主主義を貶す人物まで現れる始末。こうした現状に対し、違和感を持つのは私だけではないでしょう。
アメリカは多様性の国なので、政権内部でも様々な意見があり、社会においても、ベトナム系・中国系・ロシア系・キューバ系に到るまであらゆる民族が共存し、国民一人一人の出自や文化が全く違います。そのアメリカ国民の圧倒的多数が支持したからこそ、アフガンやイラクでの攻撃が実行された、それだけアメリカ人にとってテロリズムが身近な脅威になっている、そのことを理解する必要があると思います。
イスラム原理主義テロリストが民主主義そのものを敵視している以上、テロに対する米政府の危機感を、日本も共有しない訳には行きません。戦争を始めとする米国の政策に賛成するにせよ反対するにせよ、対テロ戦争下にあるアメリカを理解する必要がありますし、その現実を無視した反戦・反米論調には説得力が無い。主観的、保守的な記述や、反米論者に対する感情剥き出しの表現が所々ある点は少し気になりますが、非常事態のアメリカを理解する上で本書は最適な1冊ですし、同時に必要不可欠とも言えます。

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